背景

ACT-A WATCH

ワクチンの自前生産に向けて立ち上がるアフリカ

アフリカワクチン現場から
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 アフリカ連合(AU)とアフリカ疾病対策センター(アフリカCDC)は4月中旬、「アフリカのワクチン製造のためのパートナーシップ」を立ち上げ、2040 年までに、定期予防接種に必要なワクチンの60%を提供する持続可能なワクチン開発のエコシステムを整える計画を立てました。
 パートナーシップは、今後10年から15年の間に、大陸に5つのワクチン生産ハブを設立することを計画しています。ルワンダ、セネガル、南アフリカの最初の3つのハブは、最先端のmRNAワクチンの生産を予定しています。アフリカCDC のヌケンガソン博士は「12億人の大陸では、ワクチンの99%を輸入し続けることはできない」と話します。
 実現のための課題は山積しています。専門知識、原材料、設備、市場および技術へのアクセス。規制を整備し、知的財産権について交渉し、大規模で永続的な資金源を確保する必要があります。Gaviワクチンアライアンスのバークレー事務局長は「2万リットル以上の生産能力を持つ会社はあるが、必要な原材料と設備がないため、ワクチン生産ができなかった」と言います。
 21年3月、WHO や感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)などは、ワクチン製造のいくつかの過程を実行できる工場を探し出すためのタスクフォースをCOVAXに設けました。
 またCEPIは、ワクチンの研究、開発、製造を強化するためにアフリカCDCとの関係を強化するという合意をAU委員会と結びました。
 ACT-Aと協力しながら、アフリカの指導者たちはすでに持っているリソースと向き合い、ワクチン生産の第一歩を踏み出そうとしています。

The Accelerator News from ACT-A 5月号に掲載の記事「”Bold and ambitious, but achievable”: Every region in the world can makevaccines」から一部を抜粋しました。

(『ACT-A WATCH』第2号より)

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